ジェムテック、インド大手通信事業者に最新mmWave FWAを提供
ジェムテック、インド大手通信事業者に最新mmWave FWAを提供
―― WoMT標準策定の未来を切り拓く ――
台湾・新竹発 — ジェムテック・テクノロジー(Gemtek Technology)はこのたび、最新の5Gミリ波(mmWave)固定無線アクセス(FWA)製品をインドの大手通信事業者向けに出荷開始したと発表しました。本製品は今後のネットワーク展開に広く導入される予定であり、ジェムテックの世界高速ブロードバンド市場におけるプレゼンス拡大の重要な一歩となります。
本FWAに搭載される「Wi-Fi over mmWave Technology(WoMT)」は、ジェムテックが独自に開発した最新の革新技術です。本技術は、高コストな従来型5Gインフラに依存することなく、ミリ波を活用してWi-Fi信号を伝送する仕組みを採用。さらに、高性能RF設計とスマートビームフォーミングアンテナアレイ技術を統合することで、高速・低遅延かつ長距離の通信を実現し、明確なコスト優位性を提供します。3GPP標準の5Gアーキテクチャと比較すると、WoMTは周波数ライセンス、展開の柔軟性、コスト管理の面で大きな利点を持ち、都市部の高密度地域から遠隔地に至るまで迅速なネットワークカバレッジ拡大を可能にします。
ジェムテックはこの前例のない機会をとらえ、インドの大手通信事業者と、インド通信省(DoT)傘下の通信工学センター(TEC)と協力し、WoMT技術に関する標準および仕様の策定に取り組んでいます。このパートナーシップは、WoMT技術の採用と大規模導入を加速させ、世界の固定および移動体ブロードバンド市場全体での普及を後押しすることが期待されます。
ジェムテック・テクノロジーは次のように述べています。
「mmWave FWA製品の正式な出荷開始と、WoMT標準策定へのパートナーシップは、当社の強力な研究開発力と高周波通信分野における国際的競争力を示すものです。今後もmmWave、Wi-Fi 7、Open RAN、次世代無線アクセス技術における革新を推進し、世界中の通信事業者に柔軟かつ高性能なソリューションを提供してまいります。」